シニアがVRフィットネスをやる場合、疑問や心配がたくさんあるよね。
そうよね~。じゃあ、質問が来る前に、考えられる質問に答えておくね。
皆さんが持つかもしれない疑問や不安を解消するため、「考えられる質問とその答え」コーナーをご用意しました。VRフィットネスに関する基本的な質問を考え、私の経験を交えてお答えします。
VRに関する質問
始めるにはどんな機材が必要ですか?
最低限必要なのは、「VRヘッドセット」、「インターネット回線」、「クレジットカード」、「畳2枚強のスペース」です。詳しくはこちらにまとめたので御覧ください。
どれくらいの金額がかかりますか?
VRヘッドセットに「Meta Quest2 128GBモデル」を購入する場合には、2024年4月現在、31,900円かかります。また、「Meta Quest3 128GBモデル」の場合には74,800円です。その他に、アプリを買う必要があります。VRフィットネス系のアプリには様々なものがありますが、一般的に1,000円~3,000円程度です。また、「サブスク」という月額課金制のアプリもあります。
目は疲れませんか?
はい、VRの使用は目を疲れさせる可能性があり、人によっては、目の疲労、頭痛、吐き気などの症状が現れることがあるようです。ですから、長時間の使用は避け、使用中に目の疲労を感じたら、すぐに使用を中止し、休憩を取るようにしましょう。
私自身は老眼ですが近視はなく、VRを始めてからの視力検査の結果は変わらないので、個人差があると思います。ただし、多くても90分以内で止めるようにしています。(それ以上は体力的に続かないのですが)
VRは楽しいですか?
個人差があると思いますが、私は感動するくらい楽しかったです。なにせ、このようなBlogを始めてしまうくらいですから。
子供にやらせても大丈夫ですか?
Quest2とQuest3の対象年齢は10歳以上です。また、10歳から12歳の使用は保護者が管理する必要があります。(保護者とプレティーンのためのMeta Questの安全に関する情報)
子供は好奇心が旺盛で、きっとやりたがると思います。ですから、10歳未満のお孫さんには内緒にした方がいいかもしれません。
Quest2とQuest3に関する質問
Quest 2とQuest 3の主な違いは何ですか?
一番大きな違いはMRが使えるかどうかです。Quest3では、MR機能を利用することが出来ます。詳しくはこちらにまとめたのでご覧ください。
パソコンなしで使えますか?
Quest 2とQuest 3は、パソコンなしで使えるスタンドアロン型のVRヘッドセットです。パソコンが必要になる遊び方もありますが、通常は不要です。
重くないですか?
Meta Quest2とQuest3は、どちらも500g程度あり、はっきり言って重いです。これは覚悟してください。また、両方とも、Y字型のゴムバンドで装着します。ですから、長時間付けていると頭が締め付けられている感じがして不快に感じます。そのため、ホールド力を高めるために「ヘッド ストラップ」が販売されています。
これを使うと着脱が楽で、頭が締め付けられる感じもかなり軽減します。ヘッド ストラップは公式だけではなく、いろいろなメーカーから発売されています。
メガネを掛けていても使えますか?
Meta Quest 2では、メガネをかけたまま使用するには製品に付属されているメガネスペーサーを装着する必要がありました。けれども、Quest 3ではスペーサーが不要になり、より簡単に装着できるようになりました。
また、両製品とも、目の間とレンズの距離を調整できるので、メガネの形状や視力に合わせた調整が可能になります。
充電式ですか?それとも電池式ですか?
Quest 2とQuest 3は、どちらも充電式のVRヘッドセットです。USB Type-Cケーブルを使って、PCやACアダプタから充電できます。ただし、コントローラーは電池式で、単三電池を1本ずつ使います。
Quest 2のバッテリー持続時間は約2~3時間、Quest 3は約3~4時間とされていますが、もっと短く感じます。けれども、毎日1時間程度のVRフィットネスをやるのには、十分なバッテリー量です。また、コントローラーの電池は、毎日1時間使用すると、20日程度で交換が必要になっています。
ただし、スマートフォンなどでもそうですが、ほぼ毎日2年くらい使用すると、バッテリーは半分程度しか保たなくなります。私はそれでQuest2からQuest3に買い替えました。バッテリー付きのヘッド ストラップも市販されていますが、その分の重量が増えるので、思い切って上位機種のQuest3に買い替えました。
VRフィットネス以外でも楽しめますか?
全部で500ものアプリがあるので、フィットネス以外でも様々なゲームアプリで楽しめます。また、NetflixやYouTubeなどの動画アプリを視聴することも可能です。更に、メタバースという仮想空間で人々と交友することも可能です。
VRフィットネスに関する質問
シニアにも安全ですか?
はい、VRフィットネスはシニアの方々にも安全です。ただし、プレイ前に適切な準備運動を行い、プレイスペースを確保するなどの準備が必要です。また、健康状態に応じて強度を調整し、無理のない範囲で楽しんでください。
私は、必ず軽い柔軟とラジオ体操をやってからVRヘッドセットを被るようにしています。身体がほぐれているので、ゲームの結果もいいように感じます。
VR酔いはしませんか?
VR酔いするかどうかは、アプリの種類や個人差によって異なります。
そのようなアプリの特徴としては、「激しい動きや回転が伴う」、「視界が大きく揺れる」、「閉鎖空間で移動する」などが挙げられます。
反対に酔いにくいのは、「立ち止まってプレイする」、「ゆっくりと移動する」、「視界が安定している」などの特徴を持つアプリで、フィットネス系のアプリは酔いにくい特徴を持つものが多いです。実際に、私は、フィットネス系のアプリで酔ったことはありません。
1回にどれくらいの時間が理想的ですか?
これは、私の経験ですが、最初は1回に30分程度から始めるのがいいと思います。慣れてきたら、1時間以上に延長しても大丈夫ですが、疲労や体調を常にチェックしながら無理のない範囲で行ってください。
効果はどれくらいで実感できますか?
個人差はありますが、週に数回、30分程度ずつのフィットネス続けることで、1〜2ヶ月後には体力の向上や健康状態の改善を実感できると思います。
私はコロナ禍で太った5キロを戻すのに1年かかりました。けれども、もっと短期間で痩せている人はたくさんいます。重要なのは継続することです。そのためには、無理をしないで、楽しんで続けてください。
運動量はどのようにして計りますか?
Meta Quest Moveという、ゲームで体を動かしたときの消費カロリーと運動時間を記録することができるアプリが無料で提供されているのでそれを使います。このアプリは、記録したデータを、スマホで管理・確認することも可能です。Moveの設定と使い方は、こちらをご覧ください。
得られる健康効果にはどのようなものがありますか?
専門家ではないので断言はできませんが、筋力の強化、柔軟性やバランス感覚の改善などが考えられます。また、楽しみながら運動できるため、精神的なストレスの軽減や運動習慣の定着にもつながります。私自身、この歳で、こんなに運動が続くとは以前では考えられませんでした。家族も驚いています。
服装に特別なものは必要ですか?
特別な服装は必要ありませんが、動きやすく、通気性の良い服装を選ぶことをおすすめします。運動靴を履く必要はありませんが、滑りにくい靴下や裸足で安全に運動できる環境を整えてください。
私は冬場でも半袖のTシャツにユニクロのリラコで動いています。それでも、運動量の多いアプリをやると、滴るくらいの汗をかきます。最初は裸足でしたが、冬場は寒いので、安価な体育館シューズを買いました。
VRフィットネスに最適なアプリは何ですか?
飽きずに楽しんで続けるのには「ビートセイバー」は最適です。いわゆる音ゲーという音楽に合わせてアクションを起こすゲームは楽しくてハマります。「シンセライダーズ」、「オーディオ・トリップ」などがあります。
それ以外にも運動量の多い「The Thrill of the Fight」のようなボクシング系のゲームや、「BODYCOMBAT」のような格闘技の動きを取り入れたワークアウト、「ダンスセントラル」などのダンス系のアプリ、「Racket: Nx」などの球技もあり、本当に多彩です。
私は、最初の半年はビートセイバーだけで遊んでいましたが、今は、「BODYCOMBAT」のような運動量の多いアプリも使っています。
飽きませんか?
私は、2021年12月から、仕事が忙しい日と体調がすぐれない日を除いて、ほぼ毎日、VRフィットネスをやっているわけで、そりゃあ、飽きるときもあります。でも、飽きる前に習慣化してしまったので、飽きたからやめようとは思いませんね。
でも、「さすがにちょっと飽きたな~。」って思うときには、ビートセイバーのミュージックパックを買ったり、他のアプリを買ったりします。すると、また、テンション上がってやりたくなります。
以上、思いつく質問に回答を書いてみました。ご参考になれば幸いです。
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