Quest3とMeta Horizonアプリのペアリングが完了したよ。
もうひとがんばり。もうすぐ遊べるようになるよ。フィットネスを行うためのプレイスペースを確保してからチュートリアルアプリで遊んでみよう。
「Meta Quest3を使えるようにする(前編)」では、Meta Quest3を箱から出して「Meta Horizonアプリ」とQuest3をペアリング(対にする)までを書きました。この「後編」では、プレイスペースにガーディアンを設定し、チュートリアルアプリで遊び、Quest3を終了するまでを書きます。
なお、この情報は2024年4月のもので、アプリのバージョンによっては変わる可能性あります。
プレイスペースの確保
VRフィットネスをやるには、体を動かすために畳2枚分以上のスペースが必要です。公式サイトに動画が載っているので、これを使って説明します
歩行モードのプレイスペースを設定する
Quest3には、下図のように、静止モードと歩行モードの 2 つのプレイスペースモードがあります。
VRフィットネスは、ある程度の動きを伴うので、歩行モードのプレイスペースを確保する必要があります。図には、6.5フィート×6.5フィートと書いてありますが、これは、1.981メートル × 1.981メートルです。ですから、畳2枚分(1.82メートル × 1.82メートル)より少し広めのスペースを用意するようにしてください。VRは足元が見えず危険ですから、このスペースの中に、ものは置かないでください。
ガーディアンを設定する
ガーディアンは、利用者がVR環境で安全にプレイできるように、現実の空間との境界を設定する機能です。プレイスペースに、このガーディアンを設定します。Quest2では、ガーディアンの設定は手動で行いましたが、Quest3では、周囲の空きスペースに基づいて、境界線のおすすめが表示されます。以下の手順に従って設定してください。
- 初めてガーディアンを設定する場合は、VR空間に、チュートリアルが表示され、その通りに進めていくと、境界線のおすすめが表示されます。
- 「独自の境界線を選択」することもできます。その場合には、チュートリアルの指示に従って、コントローラーを使ってガーディアンを設定します。
- 良いようでしたら「確認」ボタンをクリックします。確認ボタンをクリックするには、Quest2のコントローラーを使って、VR上の「確認」ボタンをポインター(白い◯)で指し示します。そして、コントローラーのトリガーボタンを押します。
- 次に下図のように、床に表示される仮想グリッド上を歩き、プレイスペースの境界をコントローラーで描いていきます。壁や障害物から少し離れた場所に線を引くようにしてください。調整が必要な場合は、「描き直す」をコントローラでクリックし、境界線を再描画してください。良いようでしたら「確認」をクリックしてください。
- これで、ガーディアンが設定されました。ユーザーが設定したガーディアンの境界に近づくと、下図のようにVR環境内にグリッド状の壁が現れます。更に、ガーディアンの外に出た場合には、外部の現実世界の映像が表示されます。これはパススルー機能と呼ばれ、利用者が周囲の現実を認識しやすくなるため、安全性が向上します。
- ガーディアンの設定を最初からやり直す場合には、「設定」メニューの「物理的空間」ー「新しい境界を作成」をコントローラで選んでください。
チュートリアルアプリで遊ぶための準備
とうとうアプリで遊べるね。ここまで長かった~。
お疲れ様でした。でも、まだもうちょっと。アプリはインストールしないと使えないよ。
チュートリアルアプリの紹介
Quest3には、VRやMRの基本操作を覚えるために、いくつかのチュートリアルアプリが用意されているので、ご紹介します。
First Hand
Quest3には、製品の基本的な操作方法を説明するために、「First Hand」というチュートリアルアプリが始めから用意されているのですが、ガイダンスがなく、全くのVR初心者には、何をしてばいいのかほとんどわからないと思います。ですから、基本的なVR操作を覚えてから、このアプリは試した方がいいと思います。
First Encounters
「First Encounters」は、MR (複合現実)を初めて体験する方用に作られたミニゲームです。「辺境の惑星に不時着した宇宙船から、かわいい乗客たちを救出しましょう。」ということで、銃で敵を撃ち、アイテムを集めるだけの単純なゲームで、直感的に楽しむことが出来ます。
First Steps
「First Steps」は、VRの基本的な操作方法を説明するために、Quest2に始めから用意されていたチュートリアルアプリです。このアプリは、コントローラーの使い方やVR空間でどのようにモノを掴んだり投げたりするかなどの方法を、ゲーム感覚で学ぶことができます。
ガイダンスが丁寧で、VR初心者にはうってつけのゲームだったのですが、Quest3では標準で用意されていません。けれども、検索してインストールすることができるので、このBlogでは、その方法を説明します。
「First Steps」で遊ぶための準備
「First Steps」などのアプリは、基本的にすべてインターネット上からダウンロードして、Quest3にインストールする必要があります。
前述の「First Hand」と「First Encounters」は、最初からQuest3のアプリライブラリのメニューに表示されていますが、この「First Steps」は、「検索」してからダウンロード&インストールする必要があります。以下に手順を示します。
(1)
ユニバーサルメニューは、最もよく使用されるVR機能と設定へのショートカットが含まるメニューです。右コントローラののボタンを押してこのメニューを表示してください。
そして、ユニバーサルメニューの「ストア」をクリックしてください。
(2)
「ストア」の検索窓に「first steps」と入力してください。
(3)
検索結果から「はじめての Quest」(first steps)を選んで「入手する」をクリックしてください。ダウンロードとインストールが始まります。
(4)
インストールが終了すると、「アプリライブラリ」に「first steps」が追加されるので、クリックしてアプリを起動してください。
チュートリアルアプリで遊ぶ
やった~、とうとうVR体験だ~!
VRで遊ぶための一通りの操作が学べるよ。最初は、絶対にこのアプリから遊んでね。
「First Steps」では、次のような操作をゲームを通して学習することができます。
ガーディアンシステムに慣れる
ガーディアンシステムについての解説が行われます。グリッドの外に手足を出さないことなどが説明されます。
コントローラーの使い方を覚える
タッチコントローラに、実際に触れながら、使い方を覚えます。
ボタンの押し方、スティックの動かし方、スティックの押し方、グリップボタンの使い方などを説明されます。
VR内でのモノの扱い方を覚える
バーチャルハンドで、VR上のモノを掴んだり、
飛ばしたり、
殴ったりします。
VR上で動く方法を覚える
パートナーと一緒に踊ったり、パートナーを回したりします。
銃の使い方を覚える
コントローラを使って銃をにぎり、トリガーボタンを押して弾を撃つ方法も学びます。
アプリとQuest3を終了する
ああ、楽しかった~。でも、どうやって終了するの?
アプリもQuest3もボタンを押せば終了できるよ。
アプリを終了する
「Exit」メニューが付いているアプリもありますが、どのアプリも、右コントローラのボタンを押すと、下図のようにメニューが出てきますので、ここで「閉じる」をクリックするとホーム画面に戻ります。
Quest3を終了する
Meta Quest3ヘッドセットの電源をオフにするには、電源ボタンを3秒以上長押しします。すると、メニューが画面に表示されるので、下図のように「電源を切る」を選択します。
お疲れ様でした。これで、「Meta Quest3を使えるようにする」はおしまいです。次は、Quest3を眼鏡をかけて利用する方法と、通常のメンテナンスについてお伝えします。
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